PDF Cheatsheet


PDFの文法やコマンドのチートシート(カンペ)です。ここに書いているもので全てという訳ではありませんし、この内容は間違っているかもしれません。使用は自己責任で。
正式なリファレンスは Adobe PDF Reference Archives から PDF Reference, Sixth Edition, version 1.7 を見るのが良いでしょう。

リテラル値

意味
(文字列) 文字列 (hogehoge)
\n LF
\r CR
\t Horizontal tab
\b Backspace
\f Form feed
\( 左かっこ
\) 右かっこ
\\ backslash
\ddd 8進数表記での文字 \053 => "+"
文字列リテラル内(かっこ内)の
行末のバックスラッシュ
改行が無視されて1行の文字列として扱われる
<16進数> 文字:かっこ () の中で使うものではなく、独立した文字列リテラルになる。 <901FA3>
/名前 名前オブジェクト /Name
[要素 要素 要素] 配列。要素は数値や文字列、名前などのリテラル値。 [1 2.3 (hoge) /Foo]
<<key1 value1 key2 value2 >> 辞書 <</Name hogehoge Title (string) >>

コンテントストリームの描画コマンド

コマンド 説明 引数と用例
m 座標の移動。サブパスの開始。 x y m
l(小文字のL) 現在地から指定した座標までの線分を引く x y l
c 現在地から3次のベジェ曲線を引く。x1,y1 と x2,y2 はコントロールポイントで、x3,y3 は目的地。 x1 y1 x2 y2 x3 y3 c
v 現在地から3次のベジェ曲線を引く。現在地 と x2,y2 はコントロールポイントで、x3,y3 は目的地。 x2 y2 x3 y3 v
y 現在地から3次のベジェ曲線を引く。目的地 と x1,y1 はコントロールポイントで、x3,y3 は目的地。 x1 y1 x3 y3 y
h パスを閉じるように線分を引く。線分を引く必要が無い(閉じてる)ときは何もしない。 引数無し
re 長方形を描く。これだけで一つの完結したサブパス。 x y width height re
S パスの線を描く(Stroke) 引数無し
s パスを閉じて線を引く(Stroke)。h S と同じ。 引数無し
f "Nonzero" で塗り潰す。 引数無し
F f と同じ。deprecatedである。 引数無し
f* "Even-odd" で塗り潰す。 引数無し
B "Nonzero" で塗った上で、線を引く。 引数無し
B* "Even-odd" で塗った上で、線を引く。 引数無し
b パスを閉じて塗って線を引く。h B と同じ。 引数無し
b* パスを閉じて塗って線を引く。h B* と同じ。 引数無し
n パスを終了させるが、塗ったり線を引いたりしない。no-opである。クリッピングパスなどで使う。 引数無し
W "Non-zero" でのクリッピングパスの定義。 引数無し
W* "Even-odd" でのクリッピングパスの定義。 引数無し
CS コンテントストリームでのstrokeの色空間を指定。各色空間のデフォルトの色は、
  • /DeviceGray : 0.0(黒)
  • /DeviceRGB : 0.0 0.0 0.0(黒)
  • /DeviceCMYK : 0.0 0.0 0.0 1.0(黒)
/DeviceCMYK CS
cs コンテントストリームでの塗りの色空間を指定。各色空間のデフォルトの色は CSのものと同じ。 /DeviceRGB cs
SC / sc 指定された色空間での、色の指定。SCはstrokeで scが塗り。DeviceGray, DeviceRGB, DeviceCMYK などの色空間用。 引数は色空間の各要素の値
SCN / scn 指定された色空間での、色の指定。SCNはstrokeで scnが塗り。Pattern, Separation, DeviceN, ICCBased などの色空間用。 引数は色空間の各要素の値
sc / scn 指定された色空間での、塗りの色の指定 引数は色空間の各要素の値
G / g グレイスケールでの色指定。Gがstrokeで gが塗り。0が黒で1が白。 0.2 G
RG / rg RGBでの色指定。RGがstrokeで rgが塗り。引数はRGBの順。加法混色。 0 1 1 RG
K / k CMYKでの色指定。Kがstrokeで kが塗り。引数はCMYKの順。減法混色。 0 0 0 1 K
Do 指定された XObject を描画 /Hogehoge Do
q / Q 描画状態スタックの保存と復帰 引数無し
cm CTM(Current Transformation Matrix) の差し替え a b c d e f cm
w 線幅指定 lineWidth w
J 線の終端の描画方法を指定
  • 0 : Butt
  • 1 : Round
  • 2 : Projecting Square
j 線の結合部分の描画方法を指定
  • 0 : Miter join
  • 1 : Round join
  • 2 : Bevel join
M Minter Limit の指定
d 線のダッシュのパターンを指定
第一引数は配列。要素0個なら実線。要素1個ならonとoffとが等間隔。要素2個ならonとoffの長さ。
第二引数はphase(offset)。
[2 4] 2 d

コンテントストリームの描画コマンド:文字編

コマンド 説明 引数と用例
BT / ET Begin Text と End Text
Tf Type face(フォント)選択と、フォントサイズ指定。フォントの名前は別途宣言されていなければならない。 /F1 14 Tf
Td テキスト描画開始座標指定。 100 100 Td
TD テキスト描画開始座標指定。 tx ty TD-ty TL tx ty Td と同じ。 100 100 TD
Tj テキストの描画
Tr Text rendering mode の指定。
  • 0 : 塗りだけ(デフォルト)
  • 1 : stroke
  • 2 : 塗った後でstroke
  • 3 : 塗りもstrokeも無し
  • 4 : 塗った上でクリッピングパスに追加
  • 5 : strokeした上でクリッピングパスに追加
  • 6 : 塗ってstrokeした上でクリッピングパスに追加
  • 7 : クリッピングパスに追加
1 Tr
w strokeの幅を指定 2 w
Tc 文字間隔指定。デフォルトは0。 0.20 Tc
Tw 単語間隔指定。デフォルトは0。 0.10 Tw
Tz 水平方向拡大率。デフォルトは100。 75 Tz
TL Leadingの指定。デフォルトは0。 0.2 TL
Ts rise の指定。負の数で下付き文字、正の数で上付き文字。デフォルトは0。 0.1 Ts
Tm Current Text Matrix の差し替え。 a b c d e f Tm

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